リルカ、
ああ、ぼくのリルカ。
「晴れて、よかったね」
「喜んでいるよね、あの子も」
「でも」
「信じられないわ、あの子が、あんないい子が」
そう嘆く誰かの涙が切っ掛けとなったのか。
僕はよく解らなかったけど一瞬周囲が暗い雰囲気に包まれ、
次の瞬間には式中の人間がすすり泣き始めていた。
僕にはとても耐え切れない。
あまり意識せずにつまづいたふりをした。
わざとらしく、してやった。
みんながそれを見て笑ってくれた。
泣きながら笑ってくれた。
「 あら」
「嫌ね、こんなときに」
雨だ。みんなが走って行く。
僕は動かない。
動かない。
ズブ濡れになってでもみつめていたいんだ
君の、きみの
「リルカ。ああ、僕のリルカ」
不意に呟くきみの名前。
もう届かないこの気持ちどうしてくれよう
愛するものが死んだ時には、
自殺しなけあなりません。
それでも
なほもながらふことともなったら
喜び過ぎず悲しみ過ぎず、
テムポ正しく、握手をしませう。
リルカ、
ああ、ぼくのリルカ。
「さようなら、リルカ」
忘れたことなんて一度もないさ
今でも君を、
君を愛しているよ。
―――――――――――――――
元ネタは大槻ケンヂの「
リルカの葬列
」。
WAとは関係ない歌なんですが、これがもう・・・!(悶)
センスいいよねー!自分的にアシュリル死にネタ。
タイトルからして、ねえ?
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