「ちょっと、ウェザー」
「空条徐倫」
「あんた………何してるの」
――呆れていた。
「見ないの、テレビ」
「……興味がない」
「じゃあ何でテレビガイド見てるのよ。ほら貸して」
「……悪いが今読書中だ」
「読書ぉ?テレビ見ないくせにテレビガイドを見ても楽しくないでしょ、ほら貸しなさい」
あたしが読みたいのよと溜息混じりに言ってみた。
恐らく、聞こえてない。
「今日やってる番組の時間をチェックしたいの、早く」
「………そうか」
「え?」
「じゃあ教えてやろう」
今度は今日の番組内容を一番上から下まで音読し始めた。
呆れて声も出ない。
「………以上だ」
「以上ってあんた」
「何だ、聞いてなかったのか?もう一度」
「い、いい!もういいわよ!」
「?」
――コイツは。
何を考えて何に基づき何を行動するのか、全く読めない。
とりあえずテレビガイドを手放す気がないというのはよく解った。
さて、どうしたものか。
「はあ、暇」
「…………」
「あんた楽しい訳?そんな事一日中やってて」
「……趣味だ」
たった二人の気まずい部屋を明るい雰囲気で包むため。
とにかくテレビの電源を入れた。
肩肘をつきソファーに座る。
「…………」
「…………」
最初からこうして、黙ってテレビに夢中になっていれば良かったのだ。
隣の無口な男はただテレビガイドを読み続ける。
あたしはテレビだけを見続ける。
――なかなか居心地が悪いものでもない。
バラエティ番組を見ながら、ヘソにもピアスを開けようかしらと考えていた。
そんな時、ようやく男はぼそぼそと口を開ける。
「今日は………」
「……え?」
「暖かいな……」
「え……まあ、そうね」
「恐らく……」
「…………」
「外も…ぽかぽかして……いい天気だろう」
「…………」
「たまには庭に出ても…いいかもしれない」
「…………」
「そうね」
―――――――――――――――
「もう一度そよ風の中で話がしたい」って・・・アレ凄くいいですよね!(笑)
天然ウェザーがかなり好きです。おかげでほのぼのになっちゃいました。
ようやく全巻制覇した所為か、萌え(燃え)まくりなんですジョジョに。
SBRも今読んでるんですが、これがまた・・・!
ジョニジャイジョニとかジャイ夫人とかDジャイとか(略)
ジャイロと夫人ってすごいマイナーですよね。ヒーロー×ヒロイン(?)なのに。
どうしよう、イケメンの位置がわからない。とにかくマイナー大好き。
ノーマルだろうとなかろうと萌えるものは萌えるのですよ(雑食野郎ですから★)
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